オランダベルプル

オランダ       日蘭四百周年記念フェルメール見に行きたーいベルプル

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Aase Nyegaard Haandarbejdets Fremme

なかなか行けないフェルメール展 (「日蘭交流400周年記念特別展覧会フェルメールとその時代」展 2000年大阪) に行きたーいと言いつつ刺していたものです。

フェルメールの故郷デルフトの焼き物でしょうか、タイルを模したデザインです。

とても刺しやすくしかも途中で飽きないデザインで、出来上がったものは室内にとてもよくなじみました。単色ものは退屈と思っていた私が、あれ以来濃淡2色もの(HFでは時々あります)ファンになってしまいました。

上の文字は日本にやってきた最初のオランダ船の名前で、昨年の日本とオランダの友好4百周年にちなんだものです。

さくさく刺せたのに仕上げがこんなに遅くなったのは、リネンのゆがみがとれなくて。
HFリネンを横巾いっぱいに使ったのですが、ぶら下げるとひらかなの「し」のように右にちょっと振るのです。テーブルクロス用のおもりをぶら下げたり湿り気をかけたりいろいろしたのですが、なぜかどうしても完全にとれないのです。

オランダはラナーテが有名ですが、小さな国なのにフレメの取り扱いのお店もいくつもあるようでオランダ語のフレメの本も何冊か出ています。
行った方にうかがうとデンマークに雰囲気のよく似た国だそうです。海に面して通商に熱心な国は確かにお互いちょっと似てきますが、刺繍の好みも似ているのかな。

ちなみに、この後やっとフェルメール展は無事見ることが出来ました。とはいっても最初は行ってあまりの行列に驚いて、その後また早朝から並び直したのですが。
フェルメールの作品はもちろんすばらしかったのですが(真珠の耳飾りをつけた少女が出品の目玉でした)、デルフトの風景がなどに印象的な作品がたくさん出ていました。

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