春の花も一段落した庭では、困った住人、雑草がおもいっきり元気です。
適当に選んだIDがgardenだったので、ステキなお庭でしょとネットの方から誤解を受けて困るんですけど。
実は、私が腰痛持ちでしかも紫外線アレルギー、かつ根っからの怠け者なのでお手入れ皆無の庭で、足元の草ぼうぼうを見ない振りして洗濯を干しています。

HFで最初に好きになり、今もやっぱり一番好きなのは、華やかなバラなどではなく野草もの。それも花もめだたないような雑草ぽいものが好きです。

ベングトソンのデザインについて書かれた本には必ず出るのに、なぜか長い間キットの手に入らなかった野草シリーズがありました。ガーデニングの好きな方なら、草取りフォークで掘り起こしそうなものばかりです。有名なベングトソンの夏の別荘の周りに生えている夏草がモデルだそうです。昨年、ふと思い立って手持ちのデザイン分だけでも刺してみようと準備して、お稽古に持ち込んだら、なんと出たばかりのそのシリーズのキットがありました。HFとはこういう幸せな巡り合わせが続くので続けられるのでしょう。

キットにはHF10linenがついていましたが、もう少し粗いリネンにさっくり刺し、タペストリー仕立てにしました、画像では見えにくいですが草の名前も下に入れました。

ちょっと体調を崩して刺繍も出来ず家に籠もっているので、気晴らしに花の終わったばかりのハナミズキにかけて新緑の中で春風にそよがせてみました。木の根本の雑草たちと一緒にツーショット出来ないのが残念です。
雑草は刺繍に限りますね。このシリーズはあと十点あるのですが、次はどれにしようかなと、また刺せるのを楽しみにパラパラと図案を見ています。