花糸ギャラリー

春の三人娘

 
30-6182/83
 Gerda Bengtsson Haandarbejdets Fremme

ちょっと日差しが春めいてきたので、お玄関にまたまたこれが出てきました。
HFの春の作品で一番人気のあるのは、やっぱりこの黄色いセットでしょう。

ところが実はこの作品には3番目があるのです。4番目があるとは聞いたことがないのでこれで全部だと思うのですが。毎年刺そうと心の隅っこで気になっているのですが、色合いに引っかかりを感じてまた今年も刺しませんでした。先月もその話題が出たのですが。どうも他の方も、色がお気に召さないようです。お花はフリージアなので大好きなのですが、ピンク、それも日本の春のイメージからはちょっとさわやかさのないピンクに思えるのです。フリージアなんだから黄色でもよかったのにと思うのですが。

     これがフリージアのキットの糸

案外実際に刺してみるとあららと思うほどいいのかもしれないし、それにね、ほら、器量が悪いと思われていた末娘のお姫様が、実は一番美人だったっていうお話もありますよね。
もし、これがお気に入りの方がいらしたらごめんなさい。でも出来上がったものも見たことがないし、ここ何年もカタログからも消えているの。お持ちならぜひご感想を。というわけで、春の陽ざしに出てきたお姉さん達を残して、糸の写真を撮っただけで、末娘はまた暗がりに戻って行きました。うーんやっぱり可哀相。