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三国荘はどこに   ーアーツアンドクラフト展

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メールやボードへお返事もせず、本当に失礼続きで申し訳ありません。お声を掛けていただいて本当に嬉しいのに、ちょっと書きかけても、あまりに刺繍離れしているのでなんだか間抜けな話を書いてしまいそうで。

お詫びと言い訳代わりに、新刊の本のページを更新しておきました。

そして近況報告で刺繍気分というなら、京都のモリスの展覧会はなんとか行ったのですが、うーんちょっと物足りなかったです。
10年ほど前のモリスの展覧会はかなり楽しめたのですが、あのあとイギリスで何度も実物を見ちゃったからかな。でも大好きなタペストリーがまた出ていたのでやっぱり嬉しかったです。
各国のアーツ・アンド・クラフツでフレメが出るかなと思ったのですが、ぜーんぜんだったし。それに日本の民芸ものは重くて暗くて苦手なんです。

でも今回の展示の目玉は三国荘の復元だったのですが、実はこれは現存している事が最近になって分かり、でも個人宅なのでどこにあるのかも非公開とか。

気のりのしないまま見ていた民芸のコーナーで、その事だけが唯一ちょっと興味をそそられ、帰宅するとさっそく探偵気分で、三国荘の場所探し。

三国というのは大阪駅や新大阪駅の北側のかなり密集した地域で、JRや私鉄、地下鉄など路線も複雑で駅もいくつもあるし、どうみても古い部分はほとんど残っていない場所ばかりで、そもそも職場や自宅がないかぎり大阪の人でも縁のないエリアなのです。

でもネットのマップを見ながら、いろいろな条件を考えて絞り込んで......そこから逆にたどって確認して...、うんやっぱりここだったんだ。

これは結構面白かったです。
ケルムスコット・マナーは今も昔の面影のまま田園地帯にありましたが、三国荘は残念ながら環境は激変したようです。
でも阪神の大震災でも結構揺れたエリアだし、戦中の空襲もひどかったはずなのに、残っているなんて、いつか不要になって民博に移転でもされるかも。


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