生きております。でもって一点作品を5月にアップと思いながら、放置。
春の京都のユキパリス展はなんとかぎりぎりで行って参りました。どれも言葉にも尽くせぬ作品のすばらしさなので、こちらに感想も書けず(単に書かなかっただけか)
それに売店の本の中に、フレミッシュ織りのスウェーデンの古書があったりしてなかなかでした。
で、古い話はさておいて、刺繍に関係した展覧会を見て参りました。
メインは奈良国立博物館の「法隆寺金堂展」
http://www.narahaku.go.jp/exhib/2008toku/horyuji/horyuji-1.htm
いつも暗くてよく見えないものばかりなので、しっかりと見せてもらえてもちろん満足。
壁画なんか一度でいいから、原寸大コピーでもいいから見てみたいとずっと思っていたので、しみじみ。
これが焼失前だったらもちろん良かったのですが。
これがメインなのですが、実は一緒にいくつか特別展があり、金堂展の影に隠れて知らなかったのですが、以外と良かったのです。
ひとつは「建築を表現する」で、古代からの建築をテーマにした美術品。埴輪の家あたりから始まり、信貴山縁起絵巻で当時の豪邸の中の様子を見たり、なかなか楽しかったです。
そしてもうひとつは「繍仏と染織の美」
http://www.narahaku.go.jp/exhib/2008hei/2008hei_65_shubutsu.htm
繍仏というのは、刺繍での来迎図とか幡などで、絵画か織りが普通なので珍しかったです。
その中に日本の刺繍のピカイチである「天寿国繍帳」がさりげなくあって、嬉しい驚き。なにしろ中宮寺へ行ってもレプリカしかありませんから。