書くことは溜まっているのですが、頂いたご質問メールのひとつがよくある質問なのでこちらに。
以前もあちこちで書いたのですが、とりあえず。
1972年のカレンダーのバラ(昨年のベルプルのひとつです)の妙な糸番号についてです。
このアメリカ版の方に(オリジナルも同じだったと思いますが紛失中で未確認)、見慣れない色があると言うことですが、これはDMCです。
おっしゃるとおり#600は白ですが、これはDMCなのでピンクです。
このシリーズには数色(ほとんどがピンクだったはず)DMCが混じっていて図案では特に注意が書かれていないので、600なんて紛らわしいですね。
たぶんこの頃フレメ花糸では白はまだ#0だけ時期だったかも。そしてピンクも今より少なかったようです。
余計な事ですが、チャートにはメモを残していました。
出来れば全部花糸で刺したいなと思った時のもので、実際はどうしたのか作品を出してこないと分からないのですが、同じような事を考えた方はいらしゃると思うのでちょっと。
ただし、DMCの艶をアクセントにという効果を狙っている場合もありますので、むやみに花糸に置き換える必要もないのでしょうが。私のように逆にその艶が気になるという方や、DMC全色を持っていないFTメインの方がやむを得ずという場合もあるでしょう。
たとえば DMC#600→GTFT#290→FT#205
これは数年前に単品で刺した時の控えだと思うので、その後増えたOOEの花糸はDMCの花糸の色も含んでいるのでこれも加えて考えたらまた違った案もあるかも。
古い図案なのでFTにも#82という廃番色もあって#223,302あたりで刺したようです。