なぜこんな年に猛暑まで、と次々と押し寄せる難題に、余計に暑くなっています。
津波の被害が大きすぎてその時の地震が小さな事に思われ、原発のおかげでそれすら済んだこと扱いされそう。
ずっと気になるのは、原発についての小さい子供を持つ親のニュース。
実はうちにはずっとこんなものが常備されていました。
子供が二つか三つの頃、夫が親戚のところへ娘を連れて行くときに買ったものです。
私は同行出来ない時だったのですが、原発がその町から20キロくらいのところにあったはずと思い出し、道修町まで夫がぶつぶつ言いながら買いに行きました。
以前大人だけで行った時はもちろんそんなものは用意しなかったのですが、子供、特に女の子には必要と思ったのです。
関西には原発はないせいか、入手がかなり大変で、いったい何人分かと思うほどたくさん入った壜しかないし、ずいぶん高かった記憶が。
結局そのあともう一回そこへ行った時に持って行っただけ。子供も大きくなったので棚の奥に仕舞い込まれて忘れられていました。昨年のリフォームで棚の中身を出したときに見つけて、あらーとか言っていたのです。
事故が起きても旅行者の分までないかもしれないと思ったから持って行ったのですが、今回の事故を見ると、どうも現地にも常備されているというものじゃないんだ。
予防接種はおたふくとかBCGとかは受けさせなかったのに、なんでそんなものをと思われたでしょうが、親ってやっぱり一生懸命考えたり心配したりするもの。
でも親の力でどうしようもない今の状況は、きっとすごく悔しいだろうなと、TVで見ていても歯痒いです。
こんなものが必要な事がなかった事はそれなりに幸運だったのかと、捨て忘れた壜はお守りに置いておこうかな。