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2011年2月

かのこ編みのネックウォーマー

| 【雑件】

みかん箱の中には非刺繍なものも当然混じっています。
そのひとつが、この寒さで重宝しています。
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このアルパカの毛糸玉を買ったのはいったいいつか思い出せないほど昔。
棒針編みは守備外なのに、モノトーンとナチュラルな素材に弱いので、つい。

4,5年くらい前に娘が編んでいるのを見ていて、これを一緒に編み始めました。娘と同じ編み目では親としてのメンツが、というわけではないのですが、鹿の子編みに。
でも半分くらい編んだところで暖かくなりそのままでしたが、昨年末に刺繍のミカンと一緒に編み上げました。

できあがっても普通のマフラーはもういらないので、今風にわっかに仕上げ。

二重に巻いたり、頭に巻いたり。家事をしていても邪魔にならず、今年の寒さで、大活躍しています。
ネックウォーマーもシルクものなどのをいろいろ持っているのですが、惜しげなく使えていい感じ。
ウールのセーターは地肌に触れるとかぶれてしまうのですが、アルパカでかのこ編みなので、これは大丈夫。

鹿の子編みって面倒といわれますが、撚りの甘い糸なので、少々目を間違えても目立たないので、楽ちんでいた。
ほとんどのものは飾ることもないし、実用品も作らない刺繍と違って、こんな風に実用になるハンドメイドする人っていいなー。

ヴァザーリの回廊

| 【旅行】

雪の一日でした。
昨日は、今日からのお天気と連休を避けて、なんとか気になっていた美術展に行ってきました。

フィレンツェのウフィツィ、有名なメインの建物ではなく、そこから伸びる回廊の肖像画コレクションというかなり通好みな催しでした。
数年前に現地で行ったのですが、ここは美術品よりもその建物のロケーションこそがすばらしくて、中身だけではちょっと寂しかったです。

現地に行っても一般に入ることが難しいところなので、そのときの写真なぞちょっと。
帰国後、サイトに書きかけたままでしたが、あまりに久々でタグなぞすっかり忘れたため、とりあえずこちらに。

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右の建物がウフィツィで、そこから伸びてベッキオ橋に続く赤い瓦の二階部分。川向こうからもさらに続き、終点はもうひとつのルネサンスの宝庫であるピッティ宮です。

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そのベッキオ橋を二階から見下ろすとこんな感じ。
下界の賑わいを遙かに見ながら、ひっそりした回廊を、400年に渡る無数の自画像に囲まれて静かに歩いてゆくのです。


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長年公開していない年の方が多かったし、申し込めるとしても、一年のうちのわずかな日だけ。希望者が多すぎてもだめ、少なすぎてもだめ。キャンセルも変更も出来ないし、結果もぎりぎりまで分からない。そのため不成立も多く、海外の旅行者どころかイタリア人にもやっかいなところ。
このときは本当にラッキーで、日米独(だったかな)の三組の家族やカップルでぎりぎりどんぴしゃ成立。ガイドさんとのこじんまりとしたグループでした。

私好みの郵便?

| 【雑談】

年末に届いた郵便の封筒を片付けていて、ふと気づいたのですが。

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うーむ、おこのみ便かー。
中身はノルウェーの古書店からのスウェーデンの本。

北欧の古書店は、航空便の送料が高いって分かっているのかと言いたくなるほど、段ボールを惜しげもなく使うところが多くて。
古い刺繍の本なんてハードカバーなんてほとんどないので、本当ならごく薄い荷物のはずが、届くたびに本が手に入った喜びも陰るほどに、過剰包装ばかり。
一応注文の際に包装は軽くして~と一言添えるのですが、効果ない。

ノルウェーから本だけを買ったのは初めてなのですが、日本国内なら定形郵便で送れるくらい軽いものの注文に、ここもやっぱり段ボールでくるんだ上から包装紙。
そこに張られていたシールがこれなので、なんだか複雑な気分でした。

しかも『おこのみ』の下には『エコノミー』って。
フィンランド語は日本人がローマ字読みで笑ってしまうような、妙な単語や名前が多いのですが、ノルウェーもなかなかでした。


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