刺繍を捨てて編み物に走っているわけではないのですが。
結局編み針を通販で買いました。
阪神優勝セールのニュースを見るとSESSEに行くのも億劫になり(編み針買いにSESSEというのも…)
結果は、大失敗。
先日のイベントで買ったのは8という針(ミニ匠というシリーズ)、ざくざくと二日でマフラーが編めました。
そして手持ち糸(いわゆる中細かな)に合わせて買ったのは4という針。ただこれは普通の長さで、椅子の脇に当たってちょっとじゃま。
というわけでお道具揃えるのが大好きな私は、この半分の長さのミニ針を3号から7号まで注文しました。これで手持ちの糸の全てに合うだろうと。
このあたりでお読みになった方のうち(こんなものまで読んでいる人がいらっしゃれば)多くはぷぷっっっと吹き出されるのかも。
そうなのです、編み針は○号という昔ながらの呼び方のものの上に、ジャンボ○mmというのが続く二本立てなのです。15号の上がジャンボの7mmだったかな?
しかし15号が何ミリかは記載がないし…。
私が買ったうちで一番太い7号と、最初に使ったジャンボ8mmの間にはふかーい海峡が横たわっていました。ブラデーションを楽しむにはあと9組ほど編み針を買う必要があるようです(誰が買うものか)
たぶん、これは編み物をする人にはあまりに常識でなのでしょうね。しばらく編み物のネットをそこそこ廻りましたし、動画で編み方の説明をしているものなどビギナー向けのいいサイトもたくさん見ました。
でも針の換算リストなんかなくて。
手持ちの毛糸をよくよく見れば、編み針マークに11などと書いてありました。あーあ。
私も偉そうにビギナーの方向けページを作ろうなんてしてきたのですが。頂くメールのお問い合わせの思いがけない内容に眼がテンになったり眼から鱗になったりすることもいっぱいありました。
そしてそんなビギナーな方がその後、あの時は何を考えていたのかしらとおっしゃるのを読ませて頂いて、一緒に楽しい思い出として笑い合ったり。
改めて新しい事への一歩の難しさを感じました。
更新はまた止まっていますが、もっともっとシンプルにページを作って初めての方に読んで頂けるようなものが書けるといいなと思っています。
例のルサージュの刺繍の映画が始まったようなので、そのついでに編み物売り場もしっかりウォッチングしてこよう。明日、職場の近くの小さなお店も覗いてこよう。やはり何でも実際に見るのが一番。
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新しいHPソフトを試しているところなのですが(いったいいくつソフトを使うのだ)、サイト更新また停まっています。
ぽつぽつ刺している例の大物がそろそろ最期の段階。浮気をしなければ年内に仕上がりそうです。
しかし浮気性なので、ちょっと刺繍以外の話。
9月の手作りフェアで編める事に気付いたので、この際と少しあった毛糸の消費をしようかなと。
うちにある毛糸は殆どが織り用です。
タペストリー用毛糸は全く編めないし(DMCのふわふわタペストリー用毛糸とは全然違います、もっと固い)。
布地を織る機用は仕上げで縮んでくれないといけないのでこれまた編めません。編んでからフエルトっぽいベストなんか出来ないかなと考えるのですが、そんな経験のある方ってたぶんいらっしゃらないだろうし。
というわけで、簡易織り機でマフラー織りをする時のために買ったものを取り出しました。これなら普通の手編み糸なので。
ところがそれらにあった編み針がすぐ手に入らないのです。4号とか3号とかが。
母の世代が編んでいたいわゆる中細ってすっかり廃れて、デパートのそこそこのお店ではベビー毛糸(これこそ今でもあったのか…と)だけ。
代わって棚に溢れるのはむっくり太った糸ばかり。
それも昔の並太じゃなくて、色も素材もミックスされて、シンプルな撚りではなくループやモヘヤなども絡ませたこれだけでも特許なのかと思うほど複雑な糸ばかりでした。
これらをざっくり太い糸で編めば、簡単にしかもそれなりにおしゃれな出来上がりになる。下手な編み目も見事に目立たない(先日、実感しましたから)。
これは立派なハイテクだと、企業の根性を目の当たりにしたようで編み物売り場で妙に感動しました。
店員さんの話では、以前のような編み物をする人はほとんどいなくなったそうです。
一方でこの話を年配の手芸好きの人に話すと一笑され、3号4号が普通だそうです。
この見事な二元化、なによりメーカーがしっかり編み物人口を減らすまいとしているのが羨ましくなりました。
刺繍をする人が少なく、戸塚のようなマニアックな一団ではなく、軽く楽しむ人がいないのは私クラスの中途半端な刺繍好きはいつも感じていることなのです。
最近ヴォーグがビギナー向けのいろいろな手芸のシリーズの本を出しました。
刺繍編は、刺した裏の写真もたっぷりあってとてもいい本なのですが、いかんせん、4本取りだったか6本取りだったかです。
これを綺麗に刺すのは私だって面倒でいやです。そもそも出来た作品はぼってりしたものでしょう。
一方で花糸は一方取りで刺しやすくても一センチに6目と聞いただけで、普通の方には怯まれてしまいます。
ふと思ったのですが、どこかのメーカーが太めで撚りを工夫した刺繍糸を作ってくれないのでしょうか?
バッグなどにざっくりさせる、しかもおしゃれで凝ったデザインも楽しめるように。
それもぜひDMC互換の色で。
でもそれを開発するには企業としては引き合わないほど、すでに刺繍は廃れつつあるのかも。
と、毛糸コーナーの隣の相変わらずの品揃えの刺繍コーナーを見ていました。最近見かけるDMCの小物など結構いいデザインと思うのですが。編み糸とは太さが違いすぎて(そんなものが同じはずないんですが)
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