2005,2006

タイトルはないようです。
窓枠で四分割された窓から見える風景の移り変わり。
見えるのは一本の樹のある風景。落葉樹は枯れ木から始まり、小鳥が巣をつくり、夏の青々とした葉が秋に紅葉し、雪景色で終わります。手前の窓枠には季節に合わせて様々な花や飾られます。
というフレメのお得意のお約束パターンの合体版（？）。

窓の部分はいずれもびっちり地刺しで（一部ハーフステッチ）、左下の窓枠の飾りはプチポワンです。
ここ何年かの編集と同じく、いろいろなアレンジが楽しめます。
一部を使ってのアレンジでは手前のプチポワンのパーツを独立してというのが多いようです。
私は、右下の樹の部分をいくつか使って小さめの連作にしてもいいかなと思ったり。

興味を引いたのは８月の図案が布箱に仕立てられていた事。一色で刺す部分が多く少し単調かもしれません。
また珍しいのはデザイナー名がないらしいという事。書いていない…ですよね。アンデルセンのデザインを使ったとはいえ、パターンとして起こすにはそれとはまた違う技術、センスが必要なのですが。ぜひデザイナーの名前を添えてほしいものです。